御来光観賞列車―嘉義県阿里山郷
「台湾の街角から」 2003年8月掲載記事
阿里山の御来光は台湾観光のメインにも挙げられる定番のスポット。神々しいばかりの日の出は祝山から眺めるのがベストとされており、毎日多くの人々で賑わっています。祝山までは阿里山鉄道の支線を利用します。小さな車両ではあるものの標高差200メートルを走破する本格的な山岳路線です。ホテルなどが集まる沼平を起点に、祝山までの六キロあまりを25分かけて走ります。運行本数は行楽客の数に合わせて決まり、早朝のみの不定期運転。祝山駅に着いたら正面の大きな階段を上っていきましょう。そこにはちょっとした広場があります。ここが御来光の鑑賞スポットです。付近には屋台なども出ているので、温かいコーヒーや軽食をとることもできます。標高2000メートルを超えているので、真夏でも結構な冷え込みになります。軽く羽織れるものを一枚くらいは持っていたほうがいいでしょう。あとは好天気を祈るばかりです。
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