早朝の茶畑で感じる自然の恵み
「台湾の街角から」 2003年9月掲載記事
阿里山は烏龍茶の産地として知られ、標高が高い場所にあることから「高山茶」という名で親しまれています。嘉義県の阿里山郷や竹崎郷、梅山郷などではいたるところで茶畑が見られます。この写真は嘉義県竹崎郷の瑞里という場所で出会った風景です。ここはいわゆる阿里山地区に含まれますが、観光客が訪れる阿里山森林遊楽区までは、山をいくつも越え、車で半日はかかるという場所です。鬱蒼とした山々に囲まれながら、細い道をひたすら進んでいきます。そして、ふと、視界が開けたと思ったら、前方にこの風景が広がっていました。朝露に濡れ、太陽の光をいっぱいに浴びた茶樹の様子は目に眩しいばかり。残念ながら、茶摘みの季節ではありませんでしたが、自然の恵みを存分に感じられる風景でした。
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