北部海岸の奇岩を巡る―野柳風景区
2006.6執筆記事
野柳風景區は古くから景勝地として知られてきたスポット。北部海岸を代表する観光地でもあります。1・7キロに及ぶ岬の上に、無数の岩塊が並び、壮観な眺めとなっています。いずれも独特な形をした奇岩で、興味が尽きません。これらは造山活動によって海面に押し出された岩石が風化や海蝕を受けて形成されたもの。その形から「蜂窩岩(ミツバチの巣)」、「豆腐岩」、「女王頭蕈(クレオパトラの頭)」、「蕈状岩(キノコ岩)」などと名付けられており、名前を見るだけでも十分にユニークさが伝わってきます。必見なのはクレオパトラの頭でしょうか。その細くて長い首は思わず見とれてしまいそうな美しさです。なお、岬の先端には白亜の灯台があり、青い海原に映えています。風景区の入口右手にはシーワールドがあり、イルカやアザラシのパフォーマンスなども行われています。
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