夏到来、アミ族の豊年祭
2006.7執筆記事
毎年七月から八月にかけて、台湾東部に暮らすアミ族の人々は一年の収穫を祝い、来年の豊作を祈願する祭典を開きます。この豊年祭は「ミリスィン」と呼ばれ、彼らにとって最も重要な年中行事となっています。豊年祭の会場となるのは、集落に設けられた多目的広場や農作業を行うための集積場など。装飾などはなく、とても地味な雰囲気ですが、それとは対照的に、アミ族の衣装はとても鮮やか。羽を用いた髪飾りも独特です。豊年祭は集落ごとに行われ、七月に台東南部を皮切りに、北上していくように開催されます。そして、八月末に花蓮市近郊の集落で行われて終わります。最近は観光客の誘致も熱心で、集合祭典と呼ばれる大型イベントも開かれています。これは観光を意識したイベントだけに、ショーアップされてしまうのは避けられませんが、日程や場所などの情報が得やすく便利です。
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