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朝霧に霞んだ日月潭

「台湾の街角から」 2003年10月掲載記事

日月潭は台湾最大の湖。一時として同じ表情は見せないと言われる独特な眺めを誇り、台湾中部を代表する景勝地に数えられています。特に朝方の眺めは幻想的な雰囲気に包まれており、ここを訪れたなら、絶対に見逃してほしくない風景です。写真は太陽が山稜から顔を出した直後。朝霧にけむる日月潭です。暗緑色の水面は独特の雰囲気を漂わせています。私はシャッターを押してからしばらくの間、湖畔にたたずんでいましたが、静かな湖面が刻一刻と表情を変えていく様子を前に、まさに仙境に入り込んでしまったような気分でした。この湖には藻や苔が多く、そこに微生物が発生しているために、湖水が暗緑色になるのだと言います。そして、そこに日光が差し込むと、独特な色合いとなって、印象的な風景と変わります。また、日月潭は早朝だけでなく、夕方の風景も美しいので、午後早めにホテルを取り、夕暮れの風景を楽しんで、翌朝は思い切り早起きをして朝方の風景を楽しむというスケジュールをおすすめします。


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