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 台湾の街角から

南国ならではの鉄道風情を楽しむ

「台湾の街角から」 2003年10月掲載記事

台湾の南部にはかつて、広大なサトウキビ畑が広がっていました。最近は、国際競争力の低下から、製糖産業は風前の灯となり、これに合わせるかのように、製糖鉄道も廃止の憂き目に遭ってきました。それでも、台湾南部の風物詩としては、この鉄道の存在は欠かすことができないようです。線路の幅がわずか七六二ミリという小さな鉄道ですが、かつてはサトウキビを満載し、地域住民の足にもなっていました。最近、この鉄道の一部が観光用に復活し、話題を集めています。写真は台南県烏樹林に復活した製糖鉄道。この気動車はかつて旅客輸送で活躍した車両です。ここの駅舎は戦前からのものが残されており、後方には、大きな樹木が繁茂しています。写真の気動車は特別イベントのみの運行で乗車はできませんが、観光用のトロッコ列車は嬉しいことに定期運行をしています。週末には行列を覚悟しなければならないほどの人気です。のんびりと南国風情を楽しんでみましょう。


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