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美しい赤煉瓦造りの行政庁舎―新竹市政府

2008.1執筆記事

ここは台湾西北部の中枢である新竹市の中心です。新竹は随所に歴史建築や古刹が点在しており、町歩きが楽しい街ですが、ここはその要になる場所の一つです。この建物は日本統治時代に新竹州庁舎として建てられ、戦後は新竹市政府(市役所)として使用されてきました。赤煉瓦特有のややくすんだ色合いが年季を感じさせています。建築的には当時の官庁建築によく見られたスタイルで、建物そのものは赤煉瓦造りですが、屋根には黒瓦を配して東洋趣味を感じさせています。1944 (昭和19)年の空襲では一部が倒壊しましたが、戦後すぐに修復され、現在も行政庁舎として使用されています。館内の見学も可能です。天気の良いときに訪れられれば、南国の日差しに照らされた美しい姿が見られます。


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