※この「台湾の街角から」は掲載時の内容を保存しているもので、現在の状況とは異なる場合があります

logo
 サイト内検索

検索オプション
 メインメニュー
 台湾の街角から

歴史が刻まれた手作り桶の店「林田桶店」

「台湾の街角から」 2003年11月掲載記事

戦前から続く手作り桶の店を訪ねてみましょう。ここは台北市の中心部、中山北路と長安西路の交差点にある老舗。台北駅から徒歩五分あまりの場所にあります。「林田桶店」と大きく書かれた看板が印象的なこの店は、創業七〇年という老舗で、そのオーナーである林相林さんとその息子さんが切り盛りしています。大正時代に建てられたというこの建物は、台北の歩んできた道のりをしっかりと見続けてきた歴史の証人。オーナーの林相林さんは、今や台北最後の桶職人と言われ、人間国宝にも指定される人物です。日本語がとても流暢で、気さくな性格が魅力的。興味をもって質問すれば、台北の歴史を詳しく語ってくれるはずです。ここの看板商品はヒノキの風呂桶。さすがに旅行者の身では購入が難しいですが、風呂桶のほかにも、小さなセイロなどが1個350元くらいで売られています。 林田桶店(中山北路1段108号・02-2541-1354・10:30〜18:30頃・日曜午後休)


前のページ
「足湯」を体験・北投温泉
コンテンツのトップ 次のページ
世界一の高層ビル―台北101
Copyright © 2000-2011 片倉 佳史 KATAKURA Yoshifumi All Rights Reserved.台湾特捜百貨店