緑あふれる集集線の旅−緑色隧道
「台湾の街角から」 2008年12月掲載
台湾中部を走る集集線は南国情緒をたっぷりと楽しめる路線です。彰化県の二水を起点に40分あまりの旅を楽しんでみましょう。沿線は果実の産地として知られ、車窓にもバナナ畑が続きます。そして、列車は龍泉駅を過ぎた先でハイライトを迎えます。ここは併走する道路の両側にクスノキが並び、枝葉が空を埋めています。これは通称「緑色隧道」と呼ばれ、南投県を代表する景勝地となっています。道端にはオープンテラスのカフェが出ているので、コーヒーなどを飲みながら、情緒を楽しんでみましょう。集集線の列車本数は多くありませんが、路線バスも併走しているので、組み合わせれば途中下車も可能です。台灣高速鐵路を利用すれば、台北からの日帰りも可能です。
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