台湾最高所に湧く出湯―廬山温泉
「台湾の街角から」 2009年6月掲載
廬山温泉は南投県の山岳部に湧く出湯。台湾で最高所に湧いている温泉郷となっています。日本統治時代は富士温泉と呼ばれ、電力会社の作業員によって発見されたという歴史をもっています。泉質は無色透明のアルカリ炭酸泉で、 PH8〜10。湯温は摂氏90度に達しており、ゆで卵やインスタントラーメンを煮ることができます。海抜が高いので、夏場は避暑地、冬場は湯治場として人気があります。源泉は2カ所あり、それぞれ旧温泉、新温泉と呼ばれています。源泉まではハイキングコースが整備されており、早朝の散策がおすすめ。豊かに生い茂った森の中で森林浴を満喫してください。また、この一帯は高山茶の産地としても知られています。優美な風景を眺めながら、ゆっくりと台湾茶が味わえます。埔里から南投客運のバスによってアクセスできます。
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