渡し船で旅する淡水河
「台湾の街角から」 2009年7月掲載
淡水は台湾北部に位置する景勝地。淡水河に面した河港都市です。この淡水と対岸にある八里との間を昔ながらの渡し船が結んでいます。MRT淡水駅の前にはちょっとした広場がありますが、この先に渡し舟の乗り場があります。八里までの所要時間は約10分。ほんのわずかの時間ですが、船旅が楽しめます。この渡し船は地元住民の足にもなっており、朝夕は行商をする中年女性たちが乗っていることもあります。便数が多いので、待たされることはありませんが、週末などは乗り切れないほどに込みあうことがあります。なお、チケットは乗り場の脇で売られています。八里の岸壁周辺には屋台がたくさん出ており、食べ歩きが楽しめます。喫茶店やカフェなどもあるので、ゆっくりとくつろいでみてはいかがでしょうか。干潮時には、桟橋の下に無数の蟹たちが迎えてくれます。
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