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 台湾の街角から

サトウキビを運ぶ鉄道を体験

「台湾の街角から」 2009年8月掲載

台湾はかつて、世界に名だたる砂糖の生産地でした。特に中南部には一面のサトウキビ畑が広がっていました。そういった繁栄はすでに過去のものとなっていますが、郷土の歩みを伝える教材として、観光用に再整備される製糖工場が増えています。嘉義市に近い六脚郷の蒜頭糖廠もその一つです。この工場は一度、閉鎖されましたが、工場とサトウキビ畑を結ぶ軌道幅762ミリの小さな鉄道は観光用に復活。人気を集めています。観光列車は毎日10:00、15:00に定期運行しているほか、週末は乗客数に応じて増便されます。走る距離はわずかですが、南国らしい雰囲気をたっぷりと味わうことができます。工場の各施設のほか、日本統治時代に建てられた駅舎や木造家屋などを見学することが可能です。


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