※この「台湾の街角から」は掲載時の内容を保存しているもので、現在の状況とは異なる場合があります

logo
 サイト内検索

検索オプション
 メインメニュー
 台湾の街角から

昔ながらの温泉宿を訪ねる―紅葉温泉

「台湾の街角から」 2004年1月掲載記事

山間にたたずむ木造平屋の一軒宿の温泉を訪ねてみましょう。大自然に抱かれた静かな秘湯。ここはそんな表現がぴったりと当てはまる場所です。瑞穂という町から水田とタバコ畑にはさまれた道路を進み、山をわずかに入ったところにある小さな温泉です。紅葉温泉旅社と名付けられたこの建物は、すでに七〇年近い歳月を経ているもので、館内は畳敷きの部屋が廊下に沿って一列に並ぶという極めてシンプルな造りです。トイレや洗面所は共同で、まるで林間学校の宿にいるかのような気分を味わえます。湯量がとても豊かなのも嬉しいかぎり。ここの湯は無色透明の炭酸泉で飲用も可能です。熱い湯を浴びて、外に出てみると、しっとりとした山の空気が湯上がりの体を優しく包みこんでくれます。朝風呂を浴びて、大自然の中を散策するのも楽しいでしょう。できれば、ゆっくりと滞在したいものです。


前のページ
台湾人形劇・布袋戯の世界に浸る
コンテンツのトップ 次のページ
樹齢七〇〇年の集集神木
Copyright © 2000-2011 片倉 佳史 KATAKURA Yoshifumi All Rights Reserved.台湾特捜百貨店