日月潭のシンボル・拉魯島
「台湾の街角から」 2004年2月掲載記事
ここは日月潭のシンボルです。そして、サオ族の人々にとっては重要な霊場でもありました。現在は拉魯(ラルー)島と呼ばれていますが、日本統治時代は「玉島」、戦後は「光華島」と名付けられていました。もともとはかなり大きな島で、サオ族の人々が住んでいたと言います。しかしながら、水里に水力発電所を造営した際、日月潭をダムとして利用することとなったために水かさが増し、島は小さくなってしまいました。人々もこの時に移住させられました。そして、1999年の大震災でさらに小さくなってしまい、現在はわずかに山頂部が残るだけとなっています。一般旅行者の上陸は禁止されていますが、島の周囲は行楽客に人気の撮影スポットとなっています。アクセスは遊覧船かボートをチャーターするかに限られます。料金は交渉性なので、不安があれば、先に日月潭国家風景区管理処へ行って相場を尋ねてみましょう。週末なら遊覧船も出ています。
日月潭国家風景区管理処 南投県魚池郷日月潭中興路136号 TEL:049-285-5668
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