戦場の島・金門島を走る路線バス
「台湾の街角から」 2004年3月掲載記事
金門は中国大陸へ食い込んだように浮かぶ島。現在、ここは台湾の人々にとても人気のある観光地となっています。中国大陸までの距離は最短でわずか2キロほど。かつては共産党政権と国民党軍の戦闘で知られましたが、それらの戦蹟も、現在は観光物件として整備されています。台北からはホテル付きのツアーがたくさん出ているので、これを利用するのが一般的ですが、島内には路線バスも運行されており、一人歩きも可能です。ちょっぴりレトロな感じのイギリス製バスが、のどかな風景の中をのんびりと走ります。特に金門名物にもなっているコウリャン畑の中をバスが走る様子は、思わずカメラに収めたくなってしまう光景です。島内には昔ながらの家並みが残る文化保存区もありますので、こちらもバスに揺られて訪れてみたいものです。
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