アミ族の豊年祭を訪ねる
2004.9執筆記事
七月から九月にかけてのこの時期、台湾東部に住むアミ族の各村では収穫を祝い、そして来年の豊作を祈願する祭典が開かれます。アミ族はもともと歌と踊りで知られる人々で、美しい衣装と印象深い歌声を誇っています。イベントなどで、台湾原住民の伝統芸能が紹介される機会があれば、必ずと言って良いほど、アミ族の歌や踊りが披露されています。実際に音楽家や歌手なども多く輩出しており、注目を集めています。豊年祭はアミ族にとって最も重要な年中行事。毎年の収穫を先祖に感謝し、そして、来年の加護を祈ります。本来はきわめて神聖な儀式ですが、最近は、都市部へ出て行った若者たちが故郷に戻ってくる重要な機会にもなっています。豊年祭は集落ごとに行われるのが基本です。このほかに花蓮県政府などによって催される集合祭典もありますが、アミ族本来の姿に触れたいのなら、各集落で行われる豊年祭がおすすめ。小規模ながらも、色彩鮮やかな民族衣装をまとった人々が老若男女入り交じって踊ります。
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