谷間に湧く秘湯―台東紅葉温泉
2005.6執筆記事
ここは人里離れた谷間に湧く温泉地。周囲は深い緑に覆われて、秘湯ムードがたっぷりと感じられます。もともとこの一帯はブヌン族の人々が住んでいる土地です。数年前から観光開発を受けるようになり、2003年2月にはレジャー施設として温泉浴場が整備されました。泉質は無色透明無臭の炭酸泉。温度は45〜63度となっており、胃腸病や胆嚢炎などに効果があると言われています。飲用はできませんが、火傷や皮膚病などにも効果があるそうです。ブヌン族の人々はこの温泉を「ヴァカンガン」と呼んでいるそうです。これは葉の色が変わること、つまり「紅葉」を意味しています。これを日本人が「紅葉谷(もみじだに)」と名付けたのがこの名の由来です。現在、屋外の温泉プール(水着着用)のほか、丘上に男女別の露天風呂があります。こちらは眺めも良く、温泉場らしい雰囲気が漂っています。食事などもできるので、一度、のんびりと訪れてみてはいかがでしょうか。
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