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『台湾新幹線で行く台南・高雄の旅』最新データと修正情報 [2008.6.28現在]


ご挨拶

このたびは本書をご購入いただき、ありがとうございました。おかげさまで、本書の刊行以来、たくさんのお便りをお寄せいただきました。中にはとても詳しく現地の滞在記録を送ってくださる読者の方もおり、著者としての喜びを何度もかみしめています。

台湾は日本に比べると交通事情やお店やレストラン、観光物件などのデータの変更が多く、ガイドブックを製作する上でとても気を遣うのですが、本書も刊行から一年が過ぎ、バスや鉄道のデータに数々の変動が出てきてしまいました。そこで、データの修正と追加情報を小冊子にまとめ、皆さんに役立てていただきたいと思いました。

なお、今回も本編と同様、バス関連のデータ整理には宇井良輔さんのお力をお借りしています。ぜひ、本編とともにこの冊子をご覧いただき、充実した台湾旅行をお楽しみください。

片倉佳史

●時速300キロの高速鉄道で台湾南部へ!

台灣高速鐵路(以下台湾高鉄)は台北と左營(高雄)間の345キロを最高速度300km/hで結ぶ高速鉄道です。所要時間は最速で96分。各駅停車でもわずか2時間で高雄へ到着します。そのシステムは日本の新幹線をモデルとしており、「台湾新幹線」とも呼ばれています。2007年1月5日。この日に台湾高鉄は営業を始めました。当初は台北ではなく板橋が起点でしたが、3月2日からは台北駅乗り入れが実現。その後、何度かのダイヤ改正を繰り返し、運行本数を増加させてきました。本書が出た当初はわずか19往復でしたが、7月4日からは最大70往復が予定されており、ほとんど待つことなく利用できます。台湾高鉄の車両は700T型と呼ばれ、東海道・山陽新幹線の700系車両をベースにしています。末尾の「T」は言うまでもなく、台湾の「T」です。アイボリーホワイトのボディにはオレンジと黒のラインが入っており、颯爽とした印象を与えています。これはコーポレートカラーでもあり、スタッフの制服や帽子、チケットなどにもこのカラーリングが見られます。列車は12両の固定編成。定員は989名となっています。一般車は「標準車廂」と呼ばれ、6号車は「商務車廂」と呼ばれるグリーン車です。ゆったりとした座席配列はもちろん、読書灯や110Vの電源が装備されています。コーヒーや紅茶、スナック菓子のサービスもあって快適です。開業時、台湾高鉄は全車指定制でしたが、昨年11月12日からは自由席が設けられました。運賃は指定席の約7%引き。これは大好評で、12月28日からは4両体制となっています。ちなみに指定席は「對號座」、自由席は「自由座」と記します。駅は台北、板橋、桃園、新竹、台中、嘉義、台南、左營の全8駅。台北、板橋、台中、左營の各駅が在来線(台鉄)との乗り換え可能駅となっています。また、2008年3月9日には高雄のMRTが開業、高雄市内へのアクセスがぐっと便利になりました。さらに、台北と板橋以外の各駅からは市街地への無料連絡バスが運行され、こちらも好評を得ています。台湾高鉄の公式ウェブサイトには日本語もあり、各種情報を得られます。商務車廂のキャンペーンやウィークデー割引などお得な情報もありますので、ぜひ出発前にご確認ください。
訪れれば、誰もがその魅力に惹かれてしまう台湾。知れば知るほどおもしろい魅惑の島をたっぷりと楽しんでください。

台湾高鉄の公式ウェブサイト http://www.thsrc.com.tw/



●高鉄各駅と市街地を結ぶ無料連絡バス

台湾高鉄の駅と市街地は離れていることが多く、不便だったのですが、そんな声を解消するべく、2008年1月より、無料連絡バス「高鐵免費快捷專車」の運行が始まりました。各駅とも始発列車から最終列車の時間帯に発着し、15〜20分間隔で運行されています。詳しくは台湾高鉄のウェブサイトをご覧ください。詳細な情報と路線図が出ています。

 

台南・高雄 そして台湾南部のガイド 追加情報

P9 16行目

正・現在は全列車4両の自由席が設けられています。


P9 19行目

正・現在、日本で発行されたクレジットカードでも券売機でチケットを購入することができるようになりました。


P16 高鐵桃園駅から桃園国際空港へのアクセス

現在、台湾桃園国際空港へのバスは15〜20分間隔で運行しています(所要20分で運賃は30元)。また、桃園の市街地へは高鐵無料連絡バスが20分間隔で運行しています。


P42 日月潭

日月潭へのアクセスは本書刊行時よりも便利になっています。高鉄台中駅からは直通バスを利用するのが便利ですが、このほかにも埔里や水里からのアクセスも可能です。南投客運は「高鐵快捷」というバスを毎日11・5往復運行しています。日中は毎時20分発となっています。所要時間は2時間20分で、運賃は200元。また、埔里からは南投客運と豊榮客運が26往復、水里からは豊榮客運が約2時間おきに9往復運行しています。
本文でも紹介している日月潭環湖公車は時刻が変更されています。平日は8往復に増便され、より便利になりました。水社旅客服務中心の出発時刻は6:40(伊達邵止・休日運休)、7:30(休日運行)、9:30(休日運行)、10:30、11:30、12:30(休日運行)、13:30、14:30、15:30、16:30、17:30。平日の6:40発を除き、全便が玄光寺行きになっています。玄光寺発は8:00(休日運行)、10:00(休日運行)、11:00、12:00、13:00(休日運行)で、14:00から18:00までは60分間隔で毎日運行となっています。一日乗車券が80元で発売されています。


P44 彰化

高鉄台中駅から彰化市内へ向かう台中客運のバスですが、102番だけでなく101番でもアクセスが可能になりました(約15分おきに運行)。また、本文で紹介している彰化機務段は日本からの訪問客を歓迎しており、お手製の日本語パンフレットを準備しています。構内を俯瞰できる展望台なども設けられていますので、ぜひ訪れてみてください。


P50 集集線

ダイヤ改正で集集線の時刻が一部変更になっています。時刻表中の二水発12:10と14:05がそれぞれ12:27、14:25になっており、車▲発の13:05、15:00、17:07が同じく13:20、15:18、17:05となっています。また、水里から埔里へ向かう豊榮客運の運賃は49元に上がっています。
▲は土へんに呈


P52 北港

高鉄嘉義駅から北港へ向かうバスは時刻が変わっています。高鉄嘉義駅の発車時刻は9:10、10:10、11:10、13:10、14:10、15:10、16:10、18:10、19:10、21:10。北港発は8:30、9:30、10:30、12:30、13:30、14:30、15:30、17:30、18:30、20:30です。また、嘉義駅からの嘉義縣公車(県営バス)は増便され、1日13往復から22往復になっています。


P54 新港

ここも嘉義駅からの嘉義縣公車(県営バス)が増便され、1日13往復から22往復になりました。


P56 民雄

嘉義からのアクセスですが、嘉義縣公車(県営バス)は民雄が終点ではなく、大林経由梅山行きや南華大学行きなどを利用します。合わせて25往復運行されています。


P58 嘉義

高鉄嘉義駅から市街地へはBRT(連絡バス)を利用します。このバスは専用道路を走るため、渋滞もなくて快適です。また、台北と嘉義を結ぶ阿羅哈客運の運賃が500元から550元に変更になっています。
P60の七彩噴水池の写真ですが、現在、孫文の銅像は取り払われています。噴水は夜間のライトアップもされ、美しさを増しています。夕方から訪れることをおすすめします。
阿里山鉄道の北門駅は現在、ホテル建設に伴って新駅舎の使用を止めています(駅舎そのものは残っています)。写真を掲載している旧駅舎は健在で、現在は駅員の詰所にもなっています。また、市内バス3番ですが、こちらは残念ながら廃止されてしまいました。


P62 朴子

本文で紹介している副瀬村の富安宮を再訪したところ、管理人さんからここ一年ほどで富安宮を訪れる日本人が増えていると聞きました。なお、嘉義市内から朴子へのバスは嘉義客運と嘉義縣公車が合わせて53往復でしたが、増便されて56往復になりました。また、蒜頭糖廠の製糖鉄道ですが、出発時刻は10:00と15:00で、工場見学を含めて所要時間は60分。チケットは100元となっています。


P64 布袋

伏見宮貞愛親王の上陸記念碑ですが、かなりわかりにくい場所ではあるものの、家主さんによると、この石碑を訪ねてやってくる日本人旅行者が時折いるそうです。細い路地の奥にあるので、もし迷ってしまったら、誰かに声をかけ、連れてきてもらうといいですよとのことでした。なお、高鉄嘉義駅からの嘉義縣公車(県営バス)は15往復に増便されています。


P66 阿里山鉄道

地震によって倒壊してしまった阿里山駅ですが、現在はすでに新駅舎が竣工しており、ログハウス風の巨大な駅舎が旅人を迎えてくれます。また、オンシーズン時に運転される臨時列車ですが、P68の写真のような旧型タイプの車両は使用されなくなり、阿里山特快と同型の車両となっています。


P69 竹崎

阿里山鉄道を撮影する際に人気があったこの橋梁ですが、残念ながら架け替えられました。撮影を目的に行かれる方はご注意ください。


P70 奮起湖

昔ながらの風情が注目され、ますます多くの行楽客が訪れるようになった奮起湖ですが、日本人旅行者も増えているようです。中には阿里山へは行かず、奮起湖だけを目的にやってくる旅人もいるのだとか。
嘉義駅からの嘉義縣公車(県営バス)ですが、時刻が変更になっています。嘉義発は 7:10と15:10、奮起湖発 は8:50と16:50です。また、週末は嘉義発 10:10の阿里山行きのバスが奮起湖を経由します。さらに奮起湖から嘉義行きのバスも 14:05、14:45の2本が増発され、阿里山行きも2往復運行されています(奮起湖発 は11:55と12:55、阿里山発 は13:10と13:50)。現在は奮起湖駅の踏切脇に新しいバス乗り場が完成しています。不定期ながら阿里山と奮起湖を結ぶ臨時列車も運行されているので、鉄道とバスを組み合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。ただし、事前にウェブサイトなどで運行状態を確認することはお忘れなく。


P72 阿里山

阿里山森林遊楽区の入場料は平日が150元、休日が200元となっています。鉄道を利用した場合、駅で支払います。また、週末には沼平―阿里山―神木の区間列車に総ヒノキ造りの客車に乗車できるようになりました。
嘉義から阿里山へ向かう嘉義縣公車(県営バス)の時刻が変更になっています。嘉義発 は6:10、8:10、10:10、12:10、14:10。阿里山発は 9:10、11:10、13:10、15:10、17:10。また、週末は高鉄嘉義駅から阿里山行きの9:40と阿里山発高鉄嘉義駅行きの13:10も運行されています(このバスは在来線の嘉義駅を経由します)。阿里山のバスターミナルは改装され、スターバックスコーヒーやセブンイレブンが入っています。バスの切符もセブンイレブンで購入します。


P75 石卓

阿里山や奮起湖に向かうバスが停車するので便利ですが、2008年2月に時刻改定がありました。新時刻は嘉義発 6:10(阿里山行き)、7:10(奮起湖行き)、8:10(阿里山行き)、10:10(阿里山行き)、11:10(達邦行き)、12:10(阿里山行き)、14:10(阿里山行き)、15:10(奮起湖行き)、17:10(達邦行き)。また、石卓発嘉義行きは9:00、9:50、11:50、13:50、14:40、15:50、17:00、17:50、19:40。また、週末は14:15、14:55の2本が増発されます。


P76 ツォウ族の住む村々を訪ねる

達邦へ向かうバスの時刻が変更になっています。新時刻は嘉義発 11:10、17:10、達邦発 14:10、19:10です。


P88 鹽水

鹽水の町歩きをする際には鹽水行きのバスの終点ではなく、「鹽水」バス停で下車すると便利です。 


P90 佳里

台北との間を結んでいる統聯客運は約2時間おきに1日8往復の運行となりました。


P94 烏山頭水庫

麻豆から烏山頭水庫へ向かうバスは時刻が変更になっています。新時刻は麻豆発8:20、12:20、14:20。烏山頭水庫発は9:00、13:00、15:00です。また、台南から出ていた興南客運の直通バスは廃止されてしまいました。台南からはサポーターズボイスで紹介しているように、六甲行きのバスに乗車し、「嘉南村」で下車。600メートルほど歩くことになります。夏場は日射病にご注意ください。  


P96 玉井

台南から玉井へ向かう興南客運のバスは37往復から32往復に減便されています。また、南部横貫公路の甲仙以遠(梅山、天池など)へのバスは廃止されていますので、ご注意ください。


P98 新化

台南から新化へ向かうバスは87往復から76往復に減便されています。また、南部横貫公路の梅山口、桃源方面へのバスは廃止されてしまいました。


P100 台南

高鉄台南駅から出ていた興南客運のバスは2ルートとも廃止され、その代わりに無料の連絡バスが出るようになっています。ルートは高鉄台南駅から台鉄台南駅を経由して台南公園へ向かいます。高鉄台南駅発は20分間隔、台南公園発は始発が5:45で同じく20分間隔。最終は22:05となっています。所要時間は40分。また、平日のみの運行ですが、台南科学園区行きのH61番が約2時間おきに5往復運行されています。運賃は65元です。
また、現在、105ページに紹介した台南武徳殿ですが、屋根の部分の修復工事が終わり、日本統治時代の様子に復元されています。付近はちょっとした公園のような雰囲気になっています。


P108 安南

旅行者の利用は少ないと思いますが、鹿耳門天后宮発のバスの発車時刻が7:30から7:10に変更されています。


P113 橋頭

待望のMRT開業でとても便利になりました。高鉄左營駅や台鉄高雄駅から直接アクセスできます。


P114 高雄

2008年3月9日、市街地を南北に縦断するMRT(新交通システム)紅線が開業しました。台鉄橋頭駅から高鉄左營駅、台鉄高雄駅、高雄国際空港を経由して小港まで走っています。運転時間は6:00〜23:00で、6〜10分間隔の運行です。高鉄左營駅から台鉄高雄駅までの所要時間は11分、運賃は30元です。高雄八五大樓に近い三多商圏駅までの所要時間は15分、運賃は35元。高雄国際空港までは所要25分で運賃は45元です。


P124 茂林

残念なことに、屏東から茂林、多納へ運行されていたバスは廃止されてしまいました。茂林の3キロ手前にある大津までは今も16往復が運行されていますが、これも朝夕の時間帯に偏っていて、使い勝手は良くありません。現時点ではタクシーを利用するしかありませんが、大津から7キロほど屏東寄りにある高樹までならば、昼間でも屏東から約30分間隔で便があります。タクシーは高樹で手配できます。 


P126 美濃

高鉄左營駅からの運賃が109元から98元に値下げされました。また、美濃発屏東行きのバスは11:55発が12:05発に時刻変更となっています。


P129 里港

屏東から里港へのバスは70往復から65往復に減便されました。また、茂林・多納行きは廃止されています。


P130 旗山

高鉄左營駅からは高雄客運の高旗号が毎時45分発で1時間おきに出ています。所要40分で運賃74元。台鉄高雄駅と旗山を結ぶ高旗号の運賃は97元、台南からの運賃は130元、屏東からの運賃は82元になっています。また、台南からのバスは30〜50分間隔になっています。


P144 潮州

バスの運行本数が変わっています。屏東からは97往復。萬丹経由は45往復、竹田経由は14往復、萬巒経由は38往復。國光客運は34往復に増便されています。


P145 萬丹

屏東からは314番のバスが1日42往復の運行となっています。


P150 霧台

霧台へのバスは2008年5月末現在、全便運休しています。残念ですが、現時点ではタクシーを利用するしかアクセスの方法はありません。


P158 恒春

本書で紹介していた墾丁街車が運行体制を見直したことで、変更箇所が出ています。墾丁街車の橘線(オレンジライン)は、墾丁〜恒春〜保力〜海生館間を9時頃から17時頃まで約30分おきに運行されています。週末は区間延長されて鵝鑾鼻〜墾丁〜恒春〜保力〜海生館〜悠活間を約1時間おきに運行するほか、墾丁〜海生館間には区間便があり、30分おき。また、藍線(ブルーライン)は恒春〜猫鼻頭間を約2時間おき、緑線(グリーンライン)は恒春〜佳樂水を約2時間おきに走っています。乗り放題の一日乗車券は150元。なお、墾丁街車の時刻や運行区間は、これまでにも何度か大きな変更がありました。出発前に屏東客運のウェブサイトで最新情報をチェックすることをおすすめします。


P160 満州

墾丁街車については恒春の項をご覧ください。佳樂水までは恒春から屏東客運1日3往復運行。所要30分で運賃は49元。恒春発は6:20、12:10、16:25。佳樂水発は6:50、12:40、17:00。週末には墾丁街車の緑線(グリーンライン)が約2時間おきで運行されます。恒春発は7:30〜17:15、佳楽水発は8:00〜17:45です。


P164 鵝鑾鼻

恒春からは屏東客運が1日7往復。所要30分で運賃は49元。なお水蛙窟行きは廃止されてしまいました。また墾丁行きのバスは鵝鑾鼻までは行かないのでご注意ください。恒春発は6:20、7:10(週末は7:30)、10:00、12:45、16:30、17:15、18:30。鵝鑾鼻発は6:50、7:40(週末は8:00)、10:30、13:15、17:00、17:45、19:00。週末には墾丁街車の緑線(グリーンライン)が約1時間おきで運行されています。恒春発は9:47〜17:47、18:30。鵝鑾鼻発は8:20〜17:20です。


P166 南廻線

一部の列車に時刻変更がありました。高雄発の自強号は7:50、9:15、11:25、12:05、16:30、22:35。▲光号は10:15、14:25、18:43、20:45。復興号は7:02、8:15。台東発の自強号は6:18、8:52、14:10、16:15、17:37、19:13。▲光号は9:45、10:51、14:55、17:12。復興号は12:40、20:25です。昔ながらの風情が楽しめる鈍行列車は台東発 6:35、15:22。 
枋寮発 6:50、14:35となっています。  ▲はくさかんむりに「呂」という文字です。

以下、誤植の修正箇所です。謹んでお詫び申し上げます。

P23 緑色隧道のキャプションで彰化県とありますが、これは南投県に訂正させていただきます。

P31 製糖鉄道のキャプションで虎雄鎮とありますが、正しくは虎尾鎮です。


以上

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