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「台灣日治時代遺跡」  玉山社刊

片倉にとっては台湾における第一作です。写真を豊富に用いて、台湾各地に残る日本統治時代の遺跡の数々を紹介しています。台湾で刊行された書籍なので、本文は中国語に訳されていますが、写真が多いので、見るだけでも楽しめる構成となっています。

今回、この本で取り上げたテーマは約50件。建築物や神社、駅舎、石碑、学校に至るまで、バリエーションに富んでいます。多くの人々に知られている有名なものから、かなり田舎にあって、地元の人々も知らないというレアなものまで、多岐に渡っています。

総ページ数は143。定価は380台湾元となっています。サイズがA4版と大きいので、結構、重量感があります。書店では「台湾研究」というコーナーにありますが、もしおわかりにならないときには、書店カウンターで書名と出版社名を伝えれば、すぐに案内してくれるはずです。

●目次一覧と内容(原文は中国語です) 

台北市篇

台湾における権力の中枢―台湾総督府
総督府の自慢だった博物館―台湾総督府博物館

台湾最大の公共建築―台北公会堂
墓地から公園に移された鳥居―明石元二郎総督墓地鳥居
公園内にたたずむラジオ台―台北放送局
美しさで知られた鉄道管理局―総督府鉄道部
今も残る寺院の鐘楼―曹洞宗東和禅寺
職人気質の主人が守った看板―林田桶店
知られざる神社の遺構―円山水神社
句碑の残る祠―弘法大師祠
植民地に置かれた帝国大学―台北帝国大学

北部篇

台湾で唯一残った神社建築―桃園神社
町の玄関として今も機能する駅舎―新竹駅
和洋折衷様式の小さな駅舎―山仔脚駅
鉱物の神を祀った神社―竹東山神社
民家の庭先に置かれた燈籠―尖石祠
警鐘が残る消防署―新竹消防署

東北部篇

廟を守る狛犬と鳥居―汐止神社
廃墟となった選炭場―基隆炭坑株式会社
台湾の玄関だった税関―基隆税関
訪れる人もない神社の遺跡―南澳祠
神社を展示するスペースとなった神社跡―宜蘭神社
公園内にたたずむ二基の石碑―馘首碑と忠霊塔
海を望む金刀比羅神社―蘇澳金刀比羅社
堤防の上にたたずむ徳政碑―西郷庁憲徳政碑

中部篇

放送室に残された奉安庫―明治国民学校
神苑が公園と変わった神社―台中神社
海線旅情―日本統治時代の木造駅舎群を訪ねる

震災対策が施された校舎―清水公学校
社務所の残る神社―竹山神社
震災で倒壊した燈籠―魚池祠
学校を守るようになった狛犬―鹿港神社
民家となった駐在所―東埔駐在所

南部篇

忠烈祠に変わった神社―嘉義神社
往年の姿でたたずむ旧駅舎―阿里山鉄道北門駅
緑豊かな公園に残る神社の遺構―東石神社
樹木の霊を祀った塔―樹霊塔
失われつつある台湾の原風景―製糖鉄道旅情
政治スローガンで埋め尽くされた奉安殿―新化尋常高等小学校
永遠に保存される帝国冠帽様式の駅舎―高雄駅
老校舎を抱いた旧制中学―旧制高雄中学
ポンプ室の残る浄水場―高雄浄水場
廃墟となった温泉旅館―四重渓温泉博陽館
紡織工場跡に残る鳥居―台湾繊維株式会社恒春作業場
人里離れた道ばたの石碑―高砂族教育発祥之地碑

東部篇

「内地移民村」の現在―豊田村
信仰の対象となった石碑―能高越開道記念碑と殉職者之碑
山間にたたずむ日本の町並みー林田山林場・森坂
床の間が残っているかつての駐在所―エフナン駐在所
民家に埋没した神社の鳥居―玉里神社

村人の健康を守ってきた診療所―東屋敷診療所
水田に浮かんだ神社の土台―トレキ祠
閉鎖された製糖工場と国旗掲揚台―新東製糖株式会社
移民村に残された唯一の遺構―旭村遙拝所
老人たちの記憶をつなぐ国旗掲揚台―知本公学校
撤去を待つばかりの木造家屋―台東製糖株式会社知本出張所
思わぬ長生きをしてしまった鉄道車庫―台東旧駅

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