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とっておきの夜景スポット 台北編

『な〜るほど・ザ・台湾』観光最新情報 2005年9月号掲載

人口263万人。台湾最大の都市・台北の夜景は、都市のエネルギーがあふれるかのように感じられる。夜空に輝く夜の台北に見どころは多いが、なかでも本誌のおすすめの夜景スポットは、こんなところだ


 活気みなぎる大都市・台北。昼間はもちろんのこと、夕暮れ以降も町並みは魅力でいっぱい。写真好きが台湾を訪れれば、必ずやこの町の夜景をカメラに収めたいと願うはずだ。台北に泊まる機会があれば、ぜひこの素晴らしい夜景を体験してほしい。

 まずは台北の新都心・信義地区を挙げておこう。このエリアは新しいランドマーク・台北101を中心として、大都会らしい雰囲気に包まれている。街路はライトアップされ、ビルの谷間に台北101が浮き上がる。撮影は新光三越百貨信義店の側から台北101を眺める角度がおすすめ。松高路と松仁路の交差点にある駐車場がねらい目だ。 

 台北駅前の新光摩天楼大楼は古くから台北市を俯瞰できる撮影スポットとして親しまれてきた。確かに360度の展望がきくのは台北広しと言えどもここだけ。特に淡水河に沈んでいく夕陽はなかなかの美しさ。町に灯りがともる頃を見計らって訪れたい。ポイントは西側の風景だ。

 近代的な町並みだけではなく、昔ながらの風景も台湾の魅力。ぎっしりと露店が並ぶ夜市(ナイトマーケット)は撮影の定番だ。士林夜市の大東路露店街のほか、寧夏路夜市、公館夜市なども密集度が高く、おすすめの場所となっている。

 最近は歴史建築のライトアップも盛んに行われるようになっている。総統府や国立台湾博物館をはじめ、中山南路と忠孝東路の交差点にある監察院、総統府脇にある台湾銀行本店などがライトアップされる。ライトアップが施されるのは官庁建築が多いが、最近は国家イベント時に限らず点灯されるので、目にする機会は増えている。

 そのほか、西門紅楼劇場などの赤煉瓦建築が夜空に浮かび上がるようすも見逃せない。まだまだ暑い季節が続く台湾。夜景をテーマに、夕暮れ以降の散策を楽しんでみてはいかが。

台北新都心地区。台北101が夜空に浮かび上がる。


総統府
ライトアップされた総統府。台北を代表する歴史建築だ。


台北を代表するビューポイント・新光摩天楼大楼展望台。夕暮れ時は特におすすめ。


歴史建築のライトアップは5年ほど前から盛んになった。


剣潭公園に移された旧台湾神社の狛犬。街路灯に照らされて、夜空に浮かび上がる。


活気みなぎる夜市。ガイドブックでも定番の風景だ。


赤煉瓦が南国の夜空に映える。西門町の紅楼劇場。

 

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