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 ブログ 片倉佳史の台湾体験

2016年5月9日(月曜日)

メールマガジン 103号

★配信の登録・変更・解除はこちらから → http://katakura.net/
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片倉佳史の台湾便り  2016.5.9発行 第103号 発行部数1989部
                        http://katakura.net/
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+‥目次‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
1.講演「台湾・世界遺産候補地の旅」
2.湾生の方々にお話を聞くイベントin台北 5月25日
3.台湾籍ソ連抑留経験者・呉正男さんの高崎講演
4.被災地支援指さし会話帳

■お知らせ■ 今後の講演予定(2016年5月〜7月)
■訃報■
■拙著・拙稿から■
◆阿彰の美味しい話 その3 紅龜[米果]◆ 
○あれこれ○

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

4月の初旬までは異例の肌寒さだった陽気も一転し、ここ数日は暑い日が続いている台北です。先月までは桜の話題でもちきりで、多くの「お花見客」が大挙して日本に向かっていましたが、ようやくそれも落ちついた感じです。
おかげさまで拙著『音鉄〜耳で楽しむ鉄道の世界』は好調な出足となっています。鉄道本は溢れるほどたくさん出ていますが、音鉄についての本は類書がなく、それなりに話題にしていただいているようです。読者の皆さんからも多くのメッセージやご感想を送っていただいており、嬉しく思っています。より多くの方に手にとってもらえることを祈っています。引き続き、よろしくお願いいたします。
http://www.amazon.co.jp/dp/4847094271
また、『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』(祥伝社)は先日、amazonの日本史・明治大正部門で4位に返り咲いていました。多くの方にお手にとっていただけることを嬉しく思っています。この場を借りてお礼申し上げます。
これから7月までは講演の機会を多くいただき、慌ただしい日々が続きます。都内のみならず、5月は台湾の大学での特別講義とスピーチが7箇所あり、6月以降は名古屋や大阪、京都でもオファーをいただいています。多くの方とお会いできることを楽しみにしております。

1.講演「台湾・世界遺産候補地の旅」

5月22日に講演をさせていただきます。テーマは「台湾・世界遺産候補地の旅」。台湾には現在のところ、いわゆる「世界遺産」に登録されているものはありませんが、その候補地として自己推薦されているスポットは18箇所あります。今回はそれらをご紹介したいと思います。歴史建築や産業遺産、自然景観、原住民族文化、秘島、戦地遺跡など、そのバリエーションは豊富です。
http://www.wh-taiwan.com/sekaiisan.html
おかげさまで、最近は年に30回ほど講演やスピーチの機会をいただくようになっていますが、通常はなかなか取り上げられない土地やネタは多く、たとえば金門島などは初めてじっくりお話しできます。また、原住民族についてはこれまで15年ほどかけて取材してきた伝承・伝説などについてもいくつかお話ししたいと思います。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2125
今回は前編・後編と、二本立てとなっています。間には同じ会場で「アール・アートチーム」による台湾原住民族の伝統芸能パフォーマンスが入っています。こちらも楽しんでいただきたく思います。なお、このイベントは無料ですが、席数の関係があるので、必ず事前にお申し込みをお願いします。

★講演 「台湾・世界遺産候補地の旅」
日時:平成28年5月22日(日) 13時30分から(開場13時)
会場:台湾文化センター
東京都港区虎ノ門1-1-12 虎ノ門ビル2階(TEL03-6206-6180)
アクセス:東京メトロ「虎ノ門駅」9番出口 徒歩 約1分、
「霞ヶ関駅」C2出口 徒歩 約3分、JR「新橋駅」 日比谷口 徒歩 約12分
http://jp.taiwan.culture.tw/content_32.html
地図はこちら ↑
参加費:無料
申込み:moctokyo@gmail.com (お名前・メールアドレス・人数・電話番号をお伝えください)
定員:100名(定員になり次第、締め切りとなります)
※なお、お申し込みの際は片倉の講演とアールのパフォーマンスのどちらかを明記してください。
もちろん、両方でもOKです。
スケジュール:
(13時開場)
13時30分 片倉佳史講演・第1部 「台湾の絶景と離島の文化に触れる」
14時50分 アール・アートチームによる台湾原住民の伝統的芸能のパフォーマンス
15時20分 片倉佳史講演・第2部「台湾の文化と歴史を探索」
お問い合わせは台湾文化センター(03-6206-6180)まで。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2125

2.湾生の方々にお話を聞くイベントin台北 5月25日

5月25日の水曜日、台北市建成尋常小学校の卒業生たちが里帰りを果たします。これにあわせ、往年の台北についてお話をうかがうイベントが催されます。台北の歴史、そして日台の歴史について学ぶ貴重な機会だと思います。私が聞き役になって、いろいろなエピソードをうかがいたいと思っています。詳しくは以下をご覧ください。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2114
場所は建成国民中学講堂で19時よりスタート。より多くの皆さんと有意義な時間を共有できればと思っています。入場は無料ですが、席数確保のため、事前の申込みが必要です。kensei1919taipei@gmail.com(鈴木千枝さんまで)。左のアドレスをコピーしてお使いください。やりとりは日本語ですが、通訳が付きますので、台湾の方にもお越しいただきたいと思います。お誘い合わせの上、お越しください。
https://www.facebook.com/kensei1919/
なお、この企画は今年の2月に天国へ旅立たれた故岡部茂さんが長年温めてきたものです。私もとてもお世話になり、多くの話をうかがってきました。より多くの方にお越しいただきたいと心から願っています。
http://www.nippon.com/ja/people/e00083/
岡部さんの記事(nippon.comのサイト)
http://www.nippon.com/ja/column/g00319/
湾生について(nippon.comに寄せた記事)

3.台湾籍ソ連抑留経験者・呉正男さんの高崎講演

5月15日、群馬県高崎市で呉正男さんの講演会があります。陸軍特別幹部候補生として現在の北朝鮮に赴き、戦後はソ連に抑留され、カザフでつらい日々を強いられた呉正男さんが自らの生きざまを振り返ります。演題は「台湾人の軍国少年、幸運の人生」。私も何度となくお話をうかがってきましたが、より多くの方にこの問題を考えていただきたいと心より願っています。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1416
なお、現在、台湾籍でご存命の抑留経験者は3名のみとなっています。間違いなく貴重な機会だと思います。お申し込みは日本李登輝友の会の山本厚秀さんまで。講演後は懇親会もあるそうです。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2124
日 時:平成28年5月15日(日)、14時30分(開場14時10分)
会 場:ホテルメトロポリタン高崎6階 「うぐいす」
参加費:無料(事前にお申し込みが必要です)
申込み:gunma_ritouki@yahoo.co.jp  FAX 027-352-7691
主催・後援:日本李登輝友の会、台湾悠遊倶楽部
お問い合わせ 090-5798-8196 山本さんまで

4.被災地支援指さし会話帳

今回の熊本大地震、被災地の皆さんは今も不安な日々を過ごしていると思います。被災者の中には留学生や外国人労働者もいるかと思います。情報センター出版局では10カ国語対応の「指さし会話帳PDF版」を作成しました。コピーフリーですので、必要に応じて使っていただければと思います。一刻も早くもとの暮らしに戻れるよう、お祈りいたします。
http://www.yubisashi.com/volunteer/

■お知らせ■ 今後の講演予定(2016年5月〜7月)

5日7日 国立高雄第一科技大学(高雄)「日本鉄道旅行案内」
5月11日 国立高雄第一科技大学(高雄)「文章を書く・台湾の魅力を伝える〜その2」
5月13日 銘傳大学日本語学科(台湾・桃園)テーマ「台湾に残る日本統治時代の歴史建築」
5月16日 銘傳大学日本語学科(台湾・桃園)テーマ「日本の鉄道旅行の魅力」
5月18日 東呉大学日本語学科(台北)テーマ「台湾美食漫談」
5月22 日 台湾文化センター(東京都港区)テーマ「台湾の世界遺産候補地を巡る」
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2125
5月25日 建成会イベント(台北・旧建成小学校同窓会)
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2114
5月28日 日本李登輝友の会千葉支部(東京都墨田区)
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2119
6月9日 グローバルユースビューローカルチャーサロン講演(東京都港区)
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2120
6月10日 旅行代理店向けの講演予定
7月2日 栄中日カルチャーセンター(愛知県名古屋市)
7月3日 一般財団法人台湾協会主催講演(大阪市)
詳細は拙サイト内のブログをご覧ください。 http://katakura.net/

■訃報■

台南の歴史の生き字引。黄天横さんの訃報を聞きました。黄さんは台南出身で郷土史研究家として、そして、文献研究家としても知られていました。私にとっては台湾に暮らし始めて間もない頃に出会い、20年近くおつきあいをいただいてきました。そして、拙著『台湾風景印〜駅スタンプと風景印の旅』(玉山社)は黄さんのコレクションからヒントを得て生まれた一冊です。最後にお会いしたのは他界される一ヶ月前。もうお会いできないのかと思うと胸が詰まります・・・・
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2127

■拙著・拙稿から■

★現在発売中の『歴史街道』(PHP研究所)5月号は児玉源太郎特集。その名も「児玉源太郎と台湾」。私は台湾の鉄道建設に奉職した技師長・長谷川謹介と、日本統治時代初期に日台会話帳の製作に勤しんだ平井数馬について書いています。「人間を知り、時代を知る」というキャッチコピーに見合った切り口で、二人の人物像に迫ってみました。
http://www.php.co.jp/magazine/rekishikaido/?unique_issue_id=84337
★台湾で刊行されている日本語情報誌『な〜るほどザ台湾』。3月号は特集記事も担当させていただきました。「台湾高速鉄路のニューフェイス(苗栗、彰化、雲林)〜年末開業を果たした新駅からのミニトリップ」を書かせていただきました。
★また、『な〜るほどザ台湾』の通常連載では3月号で「義愛公−廟に祀られる日本人警察官」、4月号では「サアロア(ラアルワ)族の聖なる祭典」を書かせていただきました。この部族について取り上げるのは初のケースのように思っています。
★経済誌NNAの隔週連載「片倉佳史の台湾雑感」。3月は「華山文化創意園区(旧台湾総督府専売局樟脳工場)」、「サアロア(ラアルワ)族の聖なる祭典〜人口400名あまりの少数民族」を書いています。
★JALの機内誌『スカイワード』の4月号では台湾南部を鉄道で旅するという特集記事がありました。私もアドバイザーとして少し関わりました。多くの方から「見たよ」というお知らせをいただき、反響の大きさに驚きました。
http://www.jal.co.jp/inter/service/skyward/201604.html

◆阿彰の美味しい話 その3 紅龜[米果]◆ 

 台湾には様々な伝統的な餅菓子や焼き菓子がある。紅龜[米果](アンクゥクエ)もその中のひとつ。日本の餅(もち)に似た食品は「クエ」と呼ばれるが、これは米の粉などから作られた食品を意味する言葉。必ずしも餅菓子類だけに使われるわけではない。
 紅龜[米果]は亀の甲羅の形と模様に似た型を用いて作られた楕円形状の餅菓子で、表面は色素で真っ赤にしてある。亀の形にするのは長寿を願い、赤くするのは邪悪なものや病気などを避けることを意味する。本来はお祝いの儀式や祈祷、祭祀などの時に食される。餡には小豆の入ったものと、ピーナッツの粉と砂糖が入ったものがある。
 乾物、漢方薬の問屋街として有名な迪化街の近くで売られている紅龜[米果]は通常のものよりもかなり大きい。厚みは通常の3倍もあり、持ち上げるとずっしりとした重さを感じる。また、食感は「キィウテェテェッ(モチモチ感がある)」。
 住所は台北市塔城街45号。店の壁には法主公廟紅龜[米果]と書いてあるが、これは店名ではない。

※文章中の読みは台湾華語(台湾式北京語)ではなく、ホーロー語(台語)によるものです。

プロフィール:内海彰(UTSUMI AKIRA)/グラフィックデザイナー。
1980年代後半から台湾に強い関心を持ち始め、19年前に台湾へ移住。著作「台北美味しい物語」(まどか出版)。

○あれこれ○

★ 肌寒さが一変して暖かくなり、暑苦しいばかりの台北。すでにエアコンにご登場願う毎日 ☆ 台湾南部を沃野に変えた功績で知られる八田與一技師がロータリークラブ入会時におこなったスピーチの原稿を入手。5年越しの夢、叶う ☆ 飲食店関係者が集まるお食事会。台湾の食は味わいだけでなく、背後に隠れた文化事情や人々の気質、歴史、地域性などにも面白さが詰まっている。ただし、ガイドブックやグルメ記事ではこういったネタをなかなか書けない ☆ 輔仁大学の旅のイベントでのスピーチを終える。テンションは高かったけれど、いつもながら、もう少し深く学生さんと関わりたかった ☆ 「チェブラーシカデザインの森永小枝を見つけた」と実家の母。とりあえず20箱、購入依頼 ☆ 豊橋での講演の打診をいただく。名物のカレーうどんが楽しみ ☆ 在台北邦人の鉄道好きで集まっての食事会。エンドレスな盛り上がりであっという間に深夜になってしまった ☆ 新竹の食事情に詳しい方との打ち合わせ。歴史ある地方都市には見えにくいところに美味しいものが隠れており、探検する面白さがある ☆ 外交部から届いたプレスリリース。「聖多美普林西比民主共和国」。どこかなと思って調べたら、アフリカのサントメ・プリンシペ。ちなみに略称は「聖普」。この略し方もすごい ☆ 鉄道のテーマレストラン「福井食堂」。四国在住の鉄道コレクター木川泰弘氏と訪問。いつも以上に熱烈な歓待を受ける ☆ 台湾高鉄のグリーン車がまさかの満席。慌てて自由席に行くもこちらもほぼ満席。いつもながら、台湾高鉄のこだまタイプは慢性的に乗車率が高い ☆ 仙台白百合学園高校の皆さんを前に講演。雨続きの台北を見せるのはちょっぴりかわいそうだが、多くのことを学んでほしいと強く願う ☆  震災直後から始まったセブンイレブンとファミリーマートの熊本への義捐金呼びかけ。改めて台湾の皆さんへの感謝の気持ちを噛みしめる ★

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