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守られる鉄道遺産−彰化機務段扇形車庫

「台湾の街角から」 2008年11月掲載

彰化は台湾中部の商業都市。交易地として古くから栄え、日本統治時代に台中が都市として整備されるまでは、台湾中部の中心でした。ここは台湾の南北を結ぶ要衝でもあり、日本統治時代から機関区が置かれていました。現在、当時の車庫が産業遺産として残されています。この車庫は扇形車庫と呼ばれ、その字のごとく、扇形をしています。かつてはどこでも見られたものでしたが、蒸気機関車の引退とともに数を減らし、現在は台湾で唯一の存在になっています。車庫は1922(大正11)年の竣工で、将来的には鉄道博物館として整備されることが計画中だと言います。車庫の見学は可能ですが、入口で署名が必要です。鉄道ファンならずとも足を運んでみたい物件です
[彰化市彰美路1段1号、04-724-4537、9:00〜17:00、無休、無料]


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