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 台湾の街角から

活気に包まれる大甲媽祖

2006.4執筆記事

媽祖は台湾を代表する庶民信仰。全島各地で媽祖を祀る廟が見られます。台中県の大甲にある鎮瀾宮はその総本山の一つ。もともとは中国大陸からの移民が航海の安全を祈って媽祖を祀り、無事台湾にたどり着いた後、その信仰が定着したとされています。毎年この時期、大甲では町をあげての盛大な式典が催されます。鎮瀾宮に祀られた媽祖像が嘉義県の新港にある奉天宮までを練り歩き、再び戻ってくるのです。運び出されたご神体は各地で大小様々な廟に立ち寄り、全行程8日間、計300キロあまりを進みます。文字通り、台湾で最も大きな宗教活動で、獅子舞や吹奏楽などが奉納されます。各地の廟でも様々な民俗芸能が披露されます。観光客にも人気が高く、これを目的に訪れる人も少なくありません。写真は大甲鎮瀾宮から出る媽祖像を見送っている様子。街全体が活気に包まれています。


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