線路脇に続く街並み 平渓線十分駅
2006.7執筆記事
平渓線は台北から気軽にアクセスできるローカル線です。全線にわたって美しい渓谷を眺めながらの旅が楽しめます。その沿線にある十分は、老街と呼ばれる昔ながらの家並みが残っています。平溪線の線路に沿って雑貨屋や食堂が両脇を固めており、列車はその間をすり抜けるように走っていきます。ここでは昔ながらの屋台料理や庶民の味覚が味わえるほか、十分の名物である天灯の店も並んでいます。十分の近郊には台湾のナイアガラと称される十分瀑布や、かつて石炭を運んでいたトロッコに体験乗車できる台湾媒鉱博物館などもあります。さらに、駅の裏手には全長一二八メートルの静安吊橋もあり、この街のシンボルとなっています。いずれも十分駅から徒歩でアクセスできますので、清冽な基隆河の流れを眺めながら、のんびりと散策を楽しんでみましょう。
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