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古き良き時代の家並み「老街」を訪ねる―台南県新化

2007.8執筆記事

台南県の新化は日本統治時代に繁栄をみた商業都市。古くは清国統治時代から物資の集散地として賑わってきました。この町には「老街」と呼ばれる古い家並みが残っています。これは大正末期から昭和初期にかけて建てられた商店建築群で、バロック風の装飾を正面に抱いています。これらは日本では「看板建築」と呼ばれるものですが、それぞれの模様や飾りは個性豊かで興味が尽きません。現在、政府が推進する「老街再建」計画に従い、修復が進められています。看板に記されたイラストなども可愛らしく、記念撮影を楽しむ行楽客が絶えません。文字通り、新化のシンボル的存在となっています。付近にはかつての新化街役場の建物を用いたカフェレストランなどもあります。興南客運のバスターミナルに近いので、ぜひ足を運んでみたいところです。


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