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英雄鄭成功を祀る古刹―延平郡王祠

2008.7執筆記事

ここは台南を代表する寺廟です。地元では「民族英雄」として崇められる鄭成功を祀っている廟で、古くは開山王廟と呼ばれていました。鄭成功は満州族によって倒された明国の復興を目指した人物。漢人住民の間で英雄と崇められ、清国統治下でも忠君愛国の烈士とされていました。さらに、日本統治時代にも日本人を母とする人物としてその地位が保たれ、戦後も大陸奪還を目指した国民党政権から手厚い保護を受けていました。日本統治時代の名称は開山神社となっていましたが、これは日本史上最初の外地神社でした。現在は観光スポットとして整備されており、終日見学客で賑わっています。一角には日本統治時代の御神輿が残されているほか、文物館の脇には鳥居の一部も見ることができます(台南市開山路152号、06-213-5518、8:30〜21:00、無休)。

 


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