庶民信仰の現場を訪ねる―金山慈護宮
2005.2執筆記事
金山は台湾北部に位置する地方都市。この町には通称「金包里媽祖廟」と呼ばれる古刹があります。金包里というのは金山の旧名です。この廟は付近一帯の信仰の中心となってお り、参拝客の姿が絶えません。内部には大小合わせて12体の媽祖像が祀られています。中でも正面に置かれている金色の媽祖像は、台湾でも非常に珍しいものとされています。ま た、左右には千里眼将軍と順風将軍の像が向かい合っています。これは一般的には武官の装いをしていますが、ここでは文官の装いをしているのが特色とされます。これは「財を 成して、順調に出世しますように」という意味が込められているのだとか。毎年旧暦4月15日と16日には廟祭が挙行され、非常に賑やかです。各地から信者が集まり、行列が何キ ロにも渡って続きます。
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