群青色の海原 蘭嶼
2006.7執筆記事
蘭嶼までは台東の沖合に浮かぶ島。飛行機が着陸態勢に入った時から、群青色に輝く海原と深い緑に覆われた山々が見えてきます。島の外周には「環島公路」と呼ばれる一周道路が整備され、全行程は三八キロ。どこまでも続くこの一本道を走れば、島が誇る美しい自然を存分に楽しめます。この島の地勢は険しく、全島のほとんどが山岳地帯で占められています。海岸線は屹立した岩石に阻まれており、荒涼とした風景が続きます。また、島には洞窟の類も多く、その昔親に反対された恋人達が密会を重ねたという情人洞や洞窟を利用したキリスト教会などがあります。なお、島を一周する際に注意したいのは照りつける太陽。台湾本島よりもかなり厳しいものがありますので、日焼け対策はもちろん、ミネラルウォーターも必携です。
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