淡水河を彩る黄昏の風景
「台湾の街角から」 2003年9月掲載記事
今やすっかり台湾を代表する観光名所になっている淡水。豊かな水量を誇る淡水河の流れと空を真っ赤に焼いた夕陽は、まさに絵はがきのような美しさです。淡水駅を出て、淡水河の方に歩いていくと、公園のような広場があります。これといって何かの設備がある場所ではないのですが、家族連れや恋人たちは、美しい眺めを前にして、思い思いに散策や運動を楽しんでいます。淡水河を挟んだ向こう側には、これも淡水のシンボルと言うべき観音山が横たわっています。台北からはMRT(新交通システム)淡水線を利用して一時間足らずのミニトリップ。中には夕陽を眺めるだけのために淡水にやってくるという人も少なくないようです。帰りは川沿いに並んだ屋台に立ち寄って、庶民的な屋台料理の食べ歩きが楽しめます。
前のページ 小琉球のシンボル―花瓶岩 |
コンテンツのトップ |
次のページ 南国情緒の中に浮かび上がる高層ビル |