タイヤル族の伝統料理を賞味
「台湾の街角から」 2004年3月掲載記事
烏来は古くから知られてきた山間の温泉郷。タイヤル族の人々が住んでいる村としても知られています。バスを降りて、ぎっしりと商店が並ぶ温泉街を歩いていても、精悍な顔つきの人々とすれ違うことが少なくありません。「ウライ」という地名も、もともとはタイヤル族の言葉で熱いお湯のことを示しており、「温泉」という意味でした。ここでは、いくつかの場所でタイヤル族の伝統料理を楽しむことができます。基本的には野菜が中心で、イノシシやムササビ、キョンなどの珍味もあります。いずれも素朴な味わいが印象的です。このほか、川魚や川エビなども知られています。そして、アワを用いて作られた「小米酒」も人気。ほんのりと甘いお酒で、飲み口も軽やか。おみやげ用にも売られるほどの人気です。湯量も豊富な温泉郷で、山の味覚を堪能してみましょう。
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