トンボ玉の製作工房を訪ねる―屏東県三地門
2005.6執筆記事
トンボ玉は台湾の南部に暮らすパイワン族やルカイ族に伝わる工芸品で、色彩鮮やかな美しいガラス細工です。かつては先祖代々受け継いでいく家宝だったとも言われ、そのデザインには様々な意味が込められているそうです。写真は屏東県三地門で訪ねたトンボ玉の工房の様子。村の女性たちが真剣な表情で、棒状になった色つき硝子からトンボ玉を製作しています。現在、トンボ玉は商品化され、ブレスレットやネックレス、ピアス、キーホルダーなどになっています。デザインが優れているので、おみやげにも向いています。手作りだけあって、一つ一つが表情を持っているように思えてくることでしょう。値段は安いものなら数百元で購入できます。工房のいくつかは見学もできるので、機会があればのぞいてみましょう。
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