台湾は竹の産地として知られています。
今、私たちはこの台湾の竹の文化に興味を感じ、
取材を続けていますが、
今回は嘉義県大埔郷にある竹炭の製造工場を訪れました。
![竹炭,大埔,嘉義県,片倉佳史](http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/attach/-190113-P1200653.JPG)
台湾における竹の文化は長い歴史を誇りますが、
意外にも、南投県や嘉義県で竹炭の製造が始まったのは、
比較的最近のことで、1999年9月21日の台湾中部大震災以降のこと。
被災地を復興させるための新たな地場産業として竹炭が注目され、
政府主導で研究開発が始まったのだと言います。
ここ「坪林竹炭」の林唐玄さんの工場も
林業試験所や林務局によって指導を受けて始まったもの。
日本からも技術者が2〜3ヶ月に一度訪れていたとのことです。
![潘永祥,大埔,台湾産,台湾製造,臺灣製造,台湾取材メモ,片倉佳史,片倉真理,台湾体験,台湾の街角から,もっと台湾,剣道と台湾](http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/attach/-190113-P2000799.JPG)
台湾の竹炭は主に「孟宗竹」を用います。
伐採した後、約1メートルくらいにカットし、
亀裂が入らないように天日干しします。
その後、約一週間かけて弱火で焼いていきます。
火加減が強すぎると灰になってしまうのでコツが必要とのこと。
きれいに束ねて焼くと、
良質な竹炭ができるそうです。
![台湾産,台湾製造,臺灣製造,嘉義県,片倉佳史,片倉真理,台湾体験,台湾の街角から,もっと台湾,地場産業](http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/attach/-190113-IMG_7422.JPG)
ちなみに、かまどの前には神様が置かれていました。
ここの竹炭はクオリティが高いことで知られています。
安全基準に達した「CSS認証」を擁しており、
この認証があるのは台湾全土でも4か所だけとのことです。
![竹山,竹刀,台湾産,台湾製造,臺灣製造,竹山鎮,片倉佳史,片倉真理,台湾体験,台湾の街角から,もっと台湾,剣道と台湾](http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/attach/-190113-P1200651.JPG)
ここで製造された竹炭は
主に衣類の繊維に用いられています。
除臭、保温のほか、遠赤外線効果もあり、
血の巡りが良くなると言われています。
![台湾竹炭,片倉佳史,片倉真理](http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/attach/-190113-IMG_7433-02.jpg)
そのほか、竹炭酢や竹炭チップ、
竹炭石けんなども販売しています。
さらに、台湾のお茶請けとして人気がある竹炭ピーナッツもあります。
竹炭でコーティングしたピーナッツはほどよい甘さで、
やみつきになる美味しさです。
台北のスーパーなどでも売っているので、
お土産に買って帰るのもいいかもしれません。
![林唐玄,潘永祥,片倉佳史,片倉真理,台湾探見,台湾体験](http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/attach/-190113-IMG_7440.JPG)
参考までにここの商品の値段をアップしておきます。
フクロウ150元
竹醋液100元
竹炭チップ200元 大300元
竹炭粉250元/250g
竹炭石けん150元
タオル150元
![](http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/attach/-190113-P2000814.JPG)
潘さん、林さん、ありがとうございました。