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 ブログ 片倉佳史の台湾体験

2017年8月10日(木曜日)

片倉佳史の台湾便り  2017.8.9発行 第114号 発行部数2020部

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片倉佳史の台湾便り  2017.8.9発行 第114号 発行部数2020部
                        http://katakura.net/
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+‥目次‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
1.訃報・蔡焜燦先生
2.583系特急電車が台湾の鉄道博物館に!
3.新コーナー・片倉真理の取材メモ

●良書紹介●
■拙著・拙稿から■
○あれこれ○

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 暑い日が続いていますが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。もはや、台湾の暑さは慣れっこなのですが、さすがに今年の日本の暑さは耐え難いものがあります。7月はいくつかの講演と打ち合わせがあり、二週間ほど、国内にいましたが、東京、大阪はもちろん、山口や新潟、山形、岐阜など、行く先々のすべてが猛暑でした・・・

 このたび、「台湾を学ぶ会(臺灣研究倶楽部)」というものを立ち上げました。これは台湾に関心のある皆さんと共に台湾について学び、その魅力を掘り下げていこうというものです。旅行先としては人気沸騰中の台湾ですが、私は台湾について考える面白さ、台湾について学ぶ面白さをより多くの皆さんと分かち合うことを目指したいと思います。
 本会では各方面のエキスパートをお招きし、片倉が聞き役となって、お話をうかがいます。台湾の日本語世代の老人や湾生の皆さん、戦争体験者などのほか、台湾に関連して専門性のある方や、特殊な体験をしている方などにお話をうかがう予定です。

 第一回は2017年7月15日、大阪市の阿倍野市民学習センターで開きました。旧樺山小学校の卒業生にお越しいただき、往年の暮らしぶりについてお話をうかがいました。日本統治時代の暮らしぶりや学校生活、かつての台北の町並み、引揚げ時の様子などを語っていただきました。おかげさまで、募集開始からわずか3日で定員の60名に達し、関心の高さを嬉しく思いました。
 当日は最初に片倉が一時間程度、日本統治時代の台北について基礎事情をお話しし、その後にゲストに登壇いただきました。同窓会を切り盛りしてこられた上野正和さん、独自に台湾研究を続けている大川敬蔵さん、そして、栄町通りの有名店「辻商店」の御曹司・辻正道さんが興味深いお話を聞かせてくれました。特に樺山小学校の校歌を唄ってくださった時の誇らしげな表情が個人的には印象に残りました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2542

 第二回は2017年7月25日、台北市内で行ないました。日本統治時代の麻豆に生まれ、台北市内で育った新元久さんを囲みました。新元さんのお祖父様は台湾総督府鉄道部長の新元鹿之助で、皇太子(後の昭和天皇)の台湾行啓の際、一行をご案内した人物。今回は部内限定発行の貴重な写真帖もご紹介しました。
 また、名門として知られる師範学校附属小学校時代の話や疎開先の蒜頭(さんとう)・嘉義市の話、また、田健治郎総督と台湾総督官邸、鉄道ホテルなどの思い出をうかがいました。なお、新元さんは戦後、明治製菓に勤務。「きのこの山」や「チェルシー」の産みの親としても知られています。子供時代に台湾で味わったチョコレートやビスケットがその源にあるのは言うまでもありませんね。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2551

「台湾を学ぶ会(臺灣研究倶楽部)」は片倉が個人で立ち上げたもので、資金もなく、できることは限られていると思います。ただ、各地に協力を申し出てくださる方もあり、そういった方々の力をお借りしながら、できることからやっていこうと思います。
 会は不定期開催で、片倉のスケジュールによって、時には開催に時間があいてしまうことがあるかもしれません。また、告知が直前になりがちなことはご了承ください。告知はtwitterとFB、拙サイト「台湾特捜百貨店」で行ないます。なお、開催地は東京、大阪、台北を基本としますが、リクエストがあれば、その他の都市でも行なっていきたいと思います。
 台湾は旅行先としても非常に魅力的な土地ですが、深く接することで、思いも寄らぬ奥深い一面を見せてくれる土地だと思います。お越しの際は、ぜひノート持参でお越しください!

1.訃報・蔡焜燦先生

「老台北」の名でも親しまれた蔡焜燦さんが7月17日、天国に旅立たれました。私が台湾とご縁をいただいて以来、20年にわたって可愛がっていただいた方でした。私が台湾で結婚式を挙げた際、当時はまだ何度かしかお目にかかったことはなかったのですが、「私が台湾の親代わりになろう」とお声をかけていただきました。私が本を出すたびに喜んでくれたことが、つい昨日のような気がします。今はただ、蔡さんが一人の台湾人として願っていたこと、望んでいたことを心に刻み込み、今後の台湾暮らしを考えていきたいと思います。合掌。

2.583系特急電車が台湾の鉄道博物館に!

2017年4月に引退した秋田の583系の中間車2両が台湾にやってきます。8月1日に大宮の鉄道博物館で記者会見がありました。世界初の昼夜両用電車ということがポイントになり、台湾側からJR東日本にラブコールが送られていたそうです。実はこの話、4月のラストランの際に秋田で鉄道研究家の洪致文さんから聞いていたのですが、まさか実現するとは思いませんでした!
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2556
ちなみに、台北機廠は日本統治時代の台北鉄道工場。詳細は拙著『台湾鉄路と日本人』(交通新聞社)をご覧いただきたいのですが、8月から施設の一部が見学できるようになっています(団体のみ受け付けで、予約もいっぱいのようですが)。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2553

3.新コーナー・片倉真理の取材メモ

拙サイト「台湾特捜百貨店」内に新しいコーナーを作りました。「片倉真理の取材メモ」というもので、片倉真理の台湾体験や取材メモ、お知らせなどがメインになります。ツイッターやFBでの書き込みがメインとなりますが、ご興味を感じていただける方、ぜひ、ご覧ください。特に地方事情やご当地グルメ、原住民族文化についての書き込みを多めにしたいと考えています。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?cat=61

●良書紹介●

★『躍動する青春〜日本統治下台湾の学生生活』(創元社刊・鄭麗玲著 / 河本尚枝訳)。日本統治時代の旧制高校・旧制中学の学生生活を詳細に紹介した一冊です。貴重な写真が多く、初めて目にするものばかりでした(しかもとてもきれい!)。また、データにもこだわりがあり、とても興味深い内容となっています。書店事情、入学試験、カフェ事情、修学旅行まで幅広く網羅しており、楽しく読めます。歴史好きのみならず、台湾に関心をもつ人すべてに読んでもらいたい一冊です。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2539

■拙著・拙稿から■

★『封印された日本軍の功績』 (別冊宝島 2606)に記事を寄せています。私の担当箇所は「紀行・台湾、日本統治遺構を歩く」というパートですが、本全体を見わたすと、私の担当箇所だけ浮いてしまっている印象です(笑) 全8ページ、書かせていただいています。台湾に残る歴史建築や産業遺産を写真を用いて紹介しています。
http://amzn.asia/hTRBir0
★日本台湾交流協会の機関誌『交流』の不定期連載。「片倉佳史の台湾歴史紀行」の第五回は高雄市山岳部に暮らすサアロア(ラアルワ)族、理蕃道路の歴史、知られざる戦時下の産業開発などについて書いています。全11ページ、1万文字を超える連載です。
https://www.koryu.or.jp/ez3_contents.nsf/15aef977a6d6761f49256de4002084ae/1db77bcf0c1af1ed49258139001c15c4/$FILE/%E7%89%87%E5%80%89%E4%BD%B3%E5%8F%B2.pdf
★台湾で発行されている情報誌『な〜るほどザ台湾』の連載。5月号で「台中で楽しむ庶民派グルメ」、6月号で「マンゴーの郷、台南市玉井を訪ねる」、7月号で「古き良き風情が漂う小さな都市〜宜蘭県頭城・礁渓」を書かせていただきました。
★経済誌NNAの隔週連載「片倉佳史の台湾雑感」。残念ながら、購読者限定記事なのですが、一部の過去記事を拙サイト内で公開しています。「今も残る女学校の校舎〜台北市静修女学校」「人と鹿、そして、7つの星〜アミ族の神話より」「台湾と九州〜晩白柚(ばんぺいゆ)の話」、「旧樺山小学校の同窓会を訪ねる」を書かせていただきました。
★季刊誌 『美好九州』は九州の魅力を台湾の皆さんに紹介するフリーペーパー。2017年夏号では観光列車「あそぼーい!」について記事を書きました。もう一つの連載である「九州駅探検」では鹿児島本線小倉駅を取り上げました(記事は中国語に訳されています)。
https://meihaojapan.com.tw/

○あれこれ○

★ 京都精華大学の講演。今回は講演前に音鉄シンポジウムという企画もセッティングいただく。トータル4時間というロングラン ☆ 台北郊外の水力発電所。小粗坑発電所は戦前の建物が現役。台湾総督府のマークが残っていたことにも驚く ☆ 台北の人気マッサージ店「活泉」のオーナーとのお食事会。足裏マッサージにはいろいろなエピソードがあるが、裏付けのないネタも多いので、重要な機会 ☆ 兵庫県佐用町のひまわり畑を訪問。JR姫新線の列車との絡みは夏らしさ満点の光景だった ☆ 大阪府立天王寺高校の講演を終える。熱いまなざしを嬉しく思う ☆ 台南市玉井の有間冰舗で味わうマンゴーカキ氷。「果醸(ドライマンゴーのシロップ漬け)」が逸品だった ☆ 台湾を学ぶ会in大阪。講演前にコメダ珈琲店で「飲むプリン」を初体験 ☆ 広島県三原のご当地スイーツ。八天堂の「とろけるクリームパン・カスタード」を新幹線車内で味わう。冷やした状態でいただく個性派 ☆ 黒烏龍茶焼酎「八田與一」を初体験。まろやかな風味で呑みやすい。一気にファンになってしまった ☆ 今年は昨年並みに講演の機会が多く、下半期はすでに1
2件のオファー。期待に応えられるよう、努力するのみ ★

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