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 ブログ 片倉佳史の台湾体験

2016年3月5日(土曜日)

片倉佳史の台湾便り  2016.3.5発行 第101号 発行部数1982部

カテゴリー: - katakura @ 12時39分30秒

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片倉佳史の台湾便り  2016.3.5発行 第101号 発行部数1982部
                        http://katakura.net/
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+‥目次‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
1.新刊のお知らせ 台湾生活情報誌『悠遊台湾』
2.近刊予定 『音鉄〜耳で楽しむ鉄道の世界』(ワニブックス)
3.『anan(アンアン)』の台湾特集号
4.新南群島(南沙諸島)の地図

◆今後の講演予定◆
●片倉真理の取材メモ● 一日5千本のロールケーキ
▼連載・阿彰の美味しい話 その2 巷仔口麺食館 ▼
■良書紹介■
■講演のご報告■(2015年9月・10月分)
○あれこれ○

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 2月8日は旧正月の新年。台湾では異常気象とも言えるような寒波が襲来し、1月下旬には各地で積雪・降雪が見られました。3月に入ると、さすがに暖かくなりましたが、まだ肌寒い日もやってくる台湾です。
 2016年1月16日の総統・立法委員選挙が終わり、新時代への期待にあふれる台湾。今後は様々な荒波が押し寄せると思いますが、国民一人一人が力を合わせ、立ち向かっていってほしいと願っています。
 今回の選挙については聞き取りをメインに取材をしていましたが、評論家や識者、関係者にもお会いする機会を得て、情報交換を楽しみました。選挙結果と分析は様々なところで論評が出ていますが、それよりもむしろ、今後の動きと台湾社会の潮流に注目しましょう。冷静に状況を見つめていきたいと思います。
 また、2月6日、すでに各種報道がなされていますが、台湾南部を地震が襲いました。午前3時57分、私は執筆作業中で起きていたのですが、1分近く、揺れが続きました。その後、台南市を中心に被害が報じられました。私もtwitterなどでプレスリリースを中心に状況をお伝えしてきましたが、倒壊した維冠大楼などはいずれも1970年代から90年代にかけて造営されたもので、当時の建築基準の甘さが大きく問題になっています。

1.新刊のお知らせ 台湾生活情報誌『悠遊台湾』

台湾生活情報誌『悠遊台湾』(2016-17年度版)が完成しました。本書は5年前から刊行されている台湾生活ガイドで、メインライターは片倉真理で、私は撮影をこなしています。毎年情報更新をし、内容も部分的に変えています。今号は金門特集と「日台の絆を歩く」という記事が追加されています。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=2085
台湾で暮らす日本人のための生活便利帳として、評価をいただいており、2年前からは印刷部数が5000部となっています。昨年度版については電子書籍版(ダイジェスト版)が高砂電子出版さんから出ています(ダイジェスト版ということでお値段は700円と押さえています)。
http://www.amazon.co.jp/dp/B01AGIZAEQ
Amazonのページ
台湾では紀伊国屋書店などで定価380元で販売されていますが、日本国内では販売店舗がないため、通信販売となっています(詳細は後日お知らせします)。また、私が講演などを行なう際には会場でも販売させていただく予定です。

2.近刊予定 『音鉄〜耳で楽しむ鉄道の世界』(ワニブックス)

3月中旬に発売となる新刊です。さまざまな魅力を秘めた鉄道趣味ですが、本書では「耳で楽しむ鉄道の世界」を取り上げてみました。駅メロディに始まり、車内音や踏切、車内放送にいたるまで、その魅力はまさに無限大です。「音鉄」はまだまだマイナーなニューフェイスではありますが、季節感や地域差、ご当地文化、鉄道各社の企業文化などを感じ取ることができ、単なる趣味活動に留まらない奥深さを秘めています。欄外には全国各地の音鉄ネタを250箇所、紹介しています。台湾本ではありませんが、台湾ネタも盛り込んでいます。ワニブックスより3月15日発売。定価税込み1728円です。Amazonではすでに予約を受け付けています。詳細は次号でお伝えしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
http://www.amazon.co.jp/dp/4847094271
Amazonのページ

3.『anan(アンアン)』の台湾特集号

雑誌『anan』の2016年2月24日号は台湾大特集号でした。片倉真理が全体の取りまとめをさせていただきました。おかげさまで好評だったそうです。書店では売り切れ店が続出してしまったようですが、空港やネットでは今も購入できます。台湾への思いが強いメンバーで作りあげた一冊ですので、多くの方に手にとっていただければと思います。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00AKQ8VO6
Amazonのページ

4.新南群島(南沙諸島)の地図

拙サイト「台湾特捜百貨店」に新南群島の地図をアップしました。ここは現在、南沙諸島と呼ばれている島々で、アジアの火種として注目されています(最近はその火種がますます大きくなっていますね)。ここは終戦まで日本の統治下にあり、新南群島と呼ばれていました。なお、面積最大の太平島(日本時代は長島)は中華民国政府が実効統治しています。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress2/index.php?p=239
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress2/index.php?p=166
また、同じく日本統治下にあった東沙島(プラタス諸島)については、2008年と2010年に行政院新聞局のご手配で行ってきました。海がとてもきれいな島でした。この島については拙著『古写真が語る 台湾 日本統治時代の50年』(祥伝社)で詳述しています。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1315
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1884

◆今後の講演予定◆

3月8日 台湾南部日本農業交流会(東京)
3月23日 台北中山ロータリークラブ卓話(台北)
3月24日 仙台白百合学園高校(台北)
4月20日、23日、27日 国立第一科技大学(高雄)
5月25日 建成会(旧建成小学校同窓会)
5月28日 日本李登輝友の会千葉支部
6月に都内二箇所、7月に関西、8月に台南で講演のオファーをいただいています。
詳細は拙サイト内のブログをご覧ください。 http://katakura.net/

●片倉真理の取材メモ● 一日5千本のロールケーキ

 タロイモは日本人にはやや馴染みの薄い存在だが、台湾では料理のみならず、デザートにも欠かせない食材となっている。やや、ねっとりとした食感とやさしい甘さが魅力で、タロイモかき氷やタロイモ団子、タロイモチップス、タロイモシェイクなど、そのバリエーションはとても豊富だ。
 そんなタロイモデザートの中の王者とも言うべき存在なのが、「香帥」の「芋泥巻(タロイモロールケーキ)」。まずはその大きさに注目。長さ23センチで重さはなんと1・1キロ!ふわふわとした生地の中にタロイモペーストがぎっしり詰まっている。しっとりとした食感だが、芋のつぶつぶ感も楽しめる。一度食べたら虜になること間違いなしの美味しさだ。
 「香帥」は30年の歴史を誇るケーキ屋さん。2008年にインターネットでタロイモロールケーキを限定販売したところ、一躍ブームを巻き起こすことになった。店舗販売とネット販売を合わせ、多い時は一日5千本を出荷していたという。トラック1台分のケーキがわずか10分で売り切れるという状況だったそうだ。
 美味しさの秘密を二代目オーナーに伺ってみると、「香料や添加物を一切使用せず、良質のタロイモだけを用いること」なのだという。産地にもこだわり、台中市の大甲から毎日直送されてくる。また、本来の香りを大切にするため、ミルクは使用しない。タロイモの軟らかさは季節によって異なるため、ロールを巻く部分は専門の職人が行なっているという。
 賞味期限は冷蔵庫で約4日間。常温ではわずか2時間と短い。なんとも旅行者泣かせのデザートだが、嬉しいことに昨年からは古亭店に喫茶コーナーが登場!さらに、今年は新竹にタロイモロールケーキ作りを体験できる観光工場もオープンする計画だという。
 その快進撃はとどまるところを知らない!ぜひ伝説のタロイモロールケーキをご賞味あれ!

台北市羅斯福路三段96號
02-2648-6558 (古亭店)
9:00〜22:00 無休
http://www.scake.tw
※現在はデパートなどに8店舗ある

▼連載・阿彰の美味しい話 その2 巷仔口麺食館 ▼

 台湾では豚の内臓がよく食べられている。また、内臓に限らず、グニョグニョとした食感が好きな人も多い。この食感をよくホーロー語では「キィウテェテェッ」と言う。
 伝統的な市場(朝市)、菜市仔(ツァイチィアー)の中や近くの麺屋台や食堂ではよく豚の内臓が販売されている。こういう店は早朝から開いているが、昼過ぎには閉まってしまう。基本的に朝ご飯屋さんだと思ったほうがいい。
 ここ「巷仔口麺食館」も「安東市場」の脇にある。切仔麺(チェッガミィ)と呼ばれるシンプルなスープ麺(油麺と呼ばれるかんすいを使った黄色い麺を使用)をすすりながら、茹でた生腸(セェトゥン/メス豚の卵管や産道などの生殖器官)、小肚(シィオトォ/膀胱)、大腸頭(トアトゥンタウ/直腸)、粉腸(フントゥン/小腸の一部)などの食感を楽しむ。
 なお、切仔麺(チェッガミィ)のチェッ(切は当て字)は麺を茹でる時の上下に揺する動作を示している。

「巷仔口麺食館」
台北市和平東路二段76巷2之1號

※文章中の読みは台湾華語(台湾式北京語)ではなく、ホーロー語(台語)によるものです

プロフィール:
内海彰(UTSUMI AKIRA)/グラフィックデザイナー。
1980年代後半から台湾に強い関心を持ち始め、19年前に台湾へ移住。著作「台北美味しい物語」(まどか出版)

■良書紹介■

★ 『大日本帝国の海外鉄道』
小牟田哲彦さんの著作『大日本帝国の海外鉄道』(東京堂出版)。日本統治下にあった台湾、朝鮮、樺太の鉄道事情、当時の通貨や切符、旅館事情などにも触れており、興味深い内容になっています。手元に置いておきたい一冊です。すでに重版がかかっているそうです。
(目次)
概説 「外地」に関する基礎知識
第1章 台湾の鉄道旅行
第2章 朝鮮の鉄道旅行
第3章 関東州の鉄道旅行
第4章 満州の鉄道旅行
第5章 樺太の鉄道旅行
第6章 南洋諸島の鉄道旅行

■講演のご報告■(2015年9月・10月分)

★9月13日、東京都杉並区のまるごと台湾フェアin杉並。国際交流にとても熱心な杉並区。このたび初めてお招きいただきました。「古写真でたどる日本統治時代の台湾」というテーマでお話しをしました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1922
★9月19日、美しい日本語を学び、守っていこうという志で集まった友愛会。その会合で 「古写真でたどる往年の台南・高雄」というテーマでお話ししました。
★9月26日、講演『台湾と日本〜文化の繋がりと絆を探る』。東京都虎ノ門の台湾文化センターで講演させていただきました。テーマは『台湾と日本〜文化の繋がりと絆を探る』。主催はよみうりカルチャーセンターさん。おかげさまで満席となりました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1931
★10月8日、福山市の銀河学院高校の皆さんに台湾の歴史についてお話ししました。
★10月17日、友愛会の会合で日本統治時代の台湾についてスピーチをしました。
★10月20日、台北南徳ロータリークラブ卓話『日本統治時代の駅舎建築を巡る』
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1948
★10月21日、修学旅行で台湾を訪れた福島高校の皆さんを前に台湾事情をお話ししました。
http://www.katakura.net/xoops/html/modules/wordpress/index.php?p=1951

○あれこれ○

★ 台湾生活情報誌『悠遊台湾』。ようやく迎えた刷り上がり。色合いもよくほっとする ☆ プロレスラー・ハヤブサの訃報を聞く。もう一度リング上で元気な姿を見たかった ☆ 経済評論家の渡邊哲也さんにお会いする。これから10年後、30年後を見据えた政策が打てるかどうか、そこに注目していくべきとのこと ☆ 中国から垂れ流される汚い空気。台湾も霞がかかった不快な毎日。喉が痛いのはともかく、涙が出るのは集中力が下がって困る ☆ 選挙取材で台湾にやってくる方々との情報交換。以前にも増して台湾への関心が高まっていることを肌で感じる ☆ 夕方の故宮博物院。18時を境にがらがらになる。ずいぶんと極端な変化に毎度ながら驚く ☆ なぜか元旦にいただいた講演のオファー。日本語を学んでくれている台湾の学生さんを前に話をするのは楽しい ☆ 家内は『anan』台湾特集のコーディネートで忙殺状態。実労14時間を超える日が続くのはさすがにきついと傍で見ていても思う ☆  今年の台北101の年越し花火は例年より大人しかったような気がするが気のせい? ☆ 台北の雪。積雪こそないものの降雪があったのはまさに奇蹟 ☆ 現在、刷り上がりを待つ状態の新刊。台湾との絡みは薄いものの、多くの方に手にとってもらいたい一冊。恍惚と不安と我二つあり ★


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